NO.1アイドル伊野尾くん

平成をJUMPするグループの伊野尾慧くんをひたすら愛でます @mzk01176

カラフト伯父さん【感想・考察】


東京公演お疲れ様です。5月5日・5月9日夜・5月10日昼と3回観劇しました。大阪控えていますが、大阪公演を見る前に個人的な考察をまとめておこうかな〜と。

伊野尾くんのお芝居

考察とか堅苦しいのは後で…。単純に伊野尾くんのお芝居の感想から(^-^)

5日始めてカラフトを見て公演が始まるまでは正直「伊野尾くんに会える(T_T)」「こんなに近くで見れる」という気持ちの方が強かったです。
けど、そんなミーハーな想いは始まってすぐ消えました。

車のエンジン音が聞こえ、真正面の席だったため、ライトが眩しくて、車から降り立った伊野尾くんの顔を見て思わず息を飲みました。全然違う。顔つきが全然違う。あー自分バカだなって本当に思いました(笑)
伊野尾くんに会える!ってきゃいきゃいしてた自分が恥ずかしい。ステージに立っている人は紛れもなく徹くんで伊野尾くんじゃありませんでした。

5日は正直勢いで泣かされた!って感じでしたね。始めて見たっていうこともあったのでお話メインで細かいことも余り考えずそのまま見ました。
泣いたのは伊野尾くんの演技力やお話の良さっていうよりも「自分の応援している人が舞台に立って皆に拍手してもらって満足そうに笑っている」ことに感動していたと思います(笑)
9日と10日は2回目、3回目っていうこともあり、じっくり見ました。この先の展開を知っているため、お話の全体を考えながら観劇できました。おかげで精神的に疲れた(笑)

4日ぶりに見たカラフト伯父さんは5日公演のものとは全然違いました。9日当日券で入ったのですが、演技が格段に違う。それを顕著に感じたのは山場の独白シーンではなくて、仁美に在りし日の神戸を語るシーン。客席に背中を見せて語るので、表情がわからず声のトーンが大事になってくるんですが、5日は淡々と昔の神戸の情報を言っているって感じで、人づてに聞いた感じでした。
しかし9日に行った公演では徹くんが昔の神戸を思い出しながらポツポツと語る様子が上手く表現できていて、感動的なシーンでもないのにしんみりとしたのを覚えています。

明日の東京千秋楽に向けて完成させに来ていることがわかって、数日でこんなにも大きく成長している自担様が愛おしくて仕方ありませんでした。

10日の昼公演も素晴らしかったです。東京最終日のお昼で、プレッシャーのためかセリフのタイミングを間違えかけてしまったり、少し荒っぽかった(力んでた?)部分もあったのですが、深夜2時にはじめて悟郎に感情をぶつけるシーン、ここから既に良かったです。
この日の徹くんは私が見た日の中では一番悲壮感がありました。喉もだいぶ痛めてるみたいで辛そうでした。独白シーンでは裏返ってしまった時もありました。けれどその裏返った声さえにもリアリティを感じました。

3日とも共通してカーテンコールで泣いてました(笑)独白シーンで泣き、最後車に乗る下りできゃいきゃいしてる3人を見て涙は引っ込むのですが、3日とも共通して観客の拍手を浴びて達成感に満ちたお顔をしている伊野尾慧さんに感動しました。立派な自担様に惚れなおすどころか惚れ増しました…。涙でゆがむのが惜しく思えるほどたくさんの拍手を浴びる中舞台に立つ伊野尾くんは輝かしくてて、1秒でも多く目に焼き付けていたかったです。


カラフト伯父さん・考察

阪神淡路大震災」「親子の絆」がテーマのカラフト伯父さん。様々なものが絡み合っていてとっても深い舞台。
東京公演が終わってもうすぐ一週間、この舞台について考えると頭が痛くなります(笑)いろいろと考えてみるんですけど、わからなくて。

ブログなどで考察されてる方他にもいると思うのですが、私はこの舞台を紐解く根幹は銀河鉄道の夜なのかな?と思いました。
銀河鉄道の夜、又は宮沢賢治に繋がるワードが散りばめられていますよね。
例えば、「蒸気機関車」とか「カムパネルラ、天上に辿り着けたかー!」とか「ほんたうのさいわい」とか全部銀河鉄道の夜を連想させるワード。

銀河鉄道の夜宮沢賢治が著したジョバンニとカムパネルラという少年の話で、ジョバンニは銀河鉄道にカムパネルラと乗って宇宙を旅する夢を見ます。
けれど実際は銀河鉄道は死者の魂を天上(天国)まで運ぶ列車で、ジョバンニが夢から醒めるとカムパネルラは川で溺れた友達を助けるために飛び込み、命を落としていた…。みたいな感じのお話です。(説明下手ですねごめんなさい)

私は最後の徹の「カムパネルラ!天上に辿り着けたかー!」というセリフからジョバンニ=徹なのではないかと考えました。そしてカラフト伯父さん=カムパネルラじゃないかな?と。

ほとんど妄想のこじつけみたいな考察なんですけど、つまり、徹はたくさんの人たちが震災で亡くなり、途中で列車を降りて天上へ向かう中1人取り残されて、生き残ってしまった後悔と悲しみの中来てくれない憧れのカムパネルラ(カラフト伯父さん)を想って、1人でずっと列車に乗っている。そして千鶴子の生み出した「カラフト伯父さん」は親子の絆が復活したことでお役御免となり、天上へ、徹は前を向き現実と向き合うことを決め、列車を降りる。ここで「カムパネルラ、天上に辿り着けたかー!」そして蒸気機関車の汽笛が鳴る。

ってことかなあ。と。結構破綻した考察です。ほとんど妄想みたいな感じです。

震災の時に徹がどれだけ叫んでも、助けて欲しいと望んでもカラフト伯父さんは来てくれなかった。千鶴子が死んだことによって、千鶴子の生み出したカラフト伯父さんは死んで、そこにいるのは父親である悟郎で。しかし憧れていたカラフト伯父さんが自分が助けて欲しい時に来てくれなかった絶望で塞ぎ込んでしまった徹は前を向くことを恐れ、カラフト伯父さんも父親も拒絶した。(うーん、なんか何を言いたいのかわかんなくなってきた)

あと劇中度々出てくる「ほんたうのさいわい」これもネックです。銀河鉄道の夜でのほんたうのさいわいは諸説ありますがカムパネルラが自分を犠牲にして行った行いだと言われています。

カムパネルラは銀河鉄道に乗りながらジョバンニに「お母さんは(親より先に死んでしまった)僕を許してくれるだろうか。僕はわからない。けれども本当にいいことをしたら一番幸せなんだね。だからお母さんは僕を許してくれと思う」みたいなことを言ってます。命を犠牲にして自分の信念を貫いた行いを本当にいいことをした。僕は幸せだ。と言っています。つまりほんたうのさいわいだと。

けれどカラフト伯父さんにおいてのほんたうのさいわいは異なる意味を持っていると思います。…まだそれが何なのかは考え中です。
文字に書いたらまとまるかな…って思って書き出して見たんですけど余計こんがらがって来たなぁ…。とりあえず、仮説ってことで残る大阪公演2公演もう一度見て、もっかい考えたいと思います(笑)

考察とかすると色々とこうか?ああか?って考えるから頭が痛い…。こんな駄文を読まされる人もきっともっと頭が痛いでしょい(笑)

ということで最後に最近プチブーム来てるかわゆい五関様でも…(カラフトの記事なのにってツッコム所です)

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おーーーーつにゃん('A`)